日本語・日本文化研修コース

  • 概要

    (1)本プログラムでは次のような研修留学生を募集します。
    ①日本語能力(聞く・話す・読む・書く)をさらに伸ばしたい人。
    ②日本文化や日本文学、日本社会,異文化コミュニケーションを中心に総合的に学びたい人。
    ③鹿児島地域の文化、歴史に興味を持ち、研究テーマとして発展させたいと考えている人。
    ④自分の卒業論文作成のために,テーマを探し,資料の収集を行い,論文指導を受けたい人。

    (2)本学のコースは、このような研修留学生を対象に、その留学生の日本語能力に応じた
    きめ細かい指導を行っています。また鹿児島地域の歴史・地理・文化を学んだあと、実地研修や地域の人との交流活動を行い、より深く日本・鹿児島を理解できるプログラムを目指しています。

  • 受入れ定員

  • 5名以内

  • 授業科目の概要及び時間数

    (1)一年間にわたって研修留学生対象のプログラムを実施します。

  • 留学生の日本語力、留学目的に合わせて〈日本能力向上コース〉と〈日本語・日本文化研
      究コース〉のどちらかを受講します。コースの 選択については、プレースメントテストの結
      果をもとに、グローバルセンターの教員と相談して決めます。


  • 〈日本語能力向上コース〉
     日本語力に応じてグローバルセンターの日本語科目や文化の科目を中心に受講します。

     科目群  科目数 単位・時間数 
     日本語学修科目  6科目  10単位・300時間
     文化学修科目  2科目  4単位・60時間
     修了レポート
    ポスター発表
     2科目  4単位・60時間
     自由選択科目  2科目以上  2単位以上・60時間以上
     参加型科目  1科目 単位なし・60時間
     コース修了に
    必要な単位と時間
     13科目以上  20単位以上・540時間以上

   

〈日本語・日本文化研究コース〉
 グローバルセンターの日本語科目の他に学部の専門科目、共通教育の科目を受講します。

 科目群  科目数 単位・時間数 
 日本語学修科目  2科目  2単位・30時間
 文化学修科目 1科目  2単位・30時間
 修了レポート
ポスター発表
 2科目  4単位・60時間
 自由選択科目
専門科目
8科目以上  16単位以上・240時間以上
 参加型科目  1科目 単位なし・60時間
 コース修了に
必要な単位と時間
 14科目以上  24単位以上・450時間以上

 注)科目によって90分×15週で1単位のものと、2単位のものがあります。

(2)クラス編成

必修科目の日本語・日本事情科目については、中上級レベルの学部留学生を対象とする混成クラスをレベルごとに開講します。学期の初めに実施するプレースメントテストの結果により、日本語能力に応じて受講することができます。その他の科目については日本人学生との混成クラスです。

 

  • 指導体制の状況(教員名、教員の専攻等)

    研修留学生の専門分野に応じて、教育学部・法文学部の教員の中から指導教員を1名決定し,学習・研究上のアドバイスを行っています。また,調査,文献探索などの小論文作成指導等を継続的に行い、随時個別指導も行います。生活面の指導については留学生センターとも連携しながら行います。

  • 受講希望者の資格及び条件

    次のa~bの条件を満たしている者が、このコースを受講できます。
    (a) 外国の大学に1年以上在籍し,日本語または日本の文化,文学、社会等に関する分野を主として学習している者。
    (b) 日本語能力試験のN3級以上に合格または同等の能力を有するもの。

  • 取得単位の取り扱い・修了証の発行について

    (1)コースの修了要件,修了証の発行
    〈日本語能力向上コース〉〈日本語・日本文化研究コース〉で定める単位を取得した者に
    修了証を発行します。
    (2)単位の認定,単位互換
    受講登録を行った科目について,所定の成績を修めた場合には単位が認定され,成績証明書が発行されます。単位互換については,研修留学生の在籍する本国の大学が判断します。

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    • 大学紹介

      (1) 大学の特色
      鹿児島大学は,九州最南端に位置する9学部,10研究科,およびグローバルセンターや国際島嶼研究センターなどの教育・研究施設を有する国立の総合大学です。文系学部は法文学部と教育学部があり、さまざまな分野の教員が在籍しています。教員の専門分野については,本学のURLを参考にして下さい。

      (2) 地域の特色
      鹿児島県は,日本の近代国家樹立に際して西欧文明輸入の玄関口となり,西郷隆盛をはじめとする偉大な貢献者を数多く輩出した土地として有名です。豊かな自然環境に恵まれ,南国特有の果実類や農産物・海産物も豊富です。
      鹿児島市は人口約60万人を有し,地域の特性を生かして政治・経済に顕著な発展をみせる都市です。一方,古くはフランシスコ・ザビエルの来航,また藩政時代から海外貿易に力を注ぎ,幕末には国禁を犯してまで英国に留学生を送るなど海外交流の歴史は古くから続いています。
      桜島を目の前に眺望できる鹿児島市は,東洋のナポリとうたわれイタリアのナポリ市を始め,オーストラリアのパース市,中国の長沙市,アメリカのマイアミ市、姉妹都市盟約を結んでいます。また、鹿児島県は、韓国の全羅北道、シンガポール、香港、アメリカのジョージア州、中国の江蘇省などと姉妹盟約を結び、親善交流が盛んに行われています。
      気候も温暖で,年間を通して過ごしやすく,生活環境,勉学環境も整い,快適な留学生活を送ることができるでしょう。

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    国際交流の実績

    現在,学部学生9025名のうち留学生119名,大学院生1516名のち留学生175名が在籍しています。日本語・日本文化研修留学生は,これまで6名以内という枠で受け入れてきました。過去10年間の日本語・日本文化研修留学生の出身と専攻分野は以下の通りです。この中の何名かは研究生・大学院生などとして再来日し、学位を取得しています。
    出身…アメリカ合衆国,インドネシア,オーストラリア,シンガポール,大韓民国,中国、ドイツ,ベトナム,ポーランド,モンゴル,ロシア、インドなど
    専攻分野…日本語学,日本史,日本文学,政治学,経済学、社会言語学,日本文化論など。

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    • 宿舎の状況

      留学生のための宿舎が用意されています。大学から徒歩で約20分、自転車では約10分です
      国際交流会館第1号館 40室(単身35室,夫婦3室,家族2室)
      国際交流会館第2号館 40室(単身30室,夫婦6室,家族4室)
      国際交流会館第3号館 57室(単身57室)

    • コースについての問い合わせ先

      *鹿児島大学国際事業課
      住所:鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24
      TEL: 099-285-7325   FAX: 099-285-7328
      E-mail: ryugaku2@kuas.kagoshima-u.ac.jp

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